美しく、豊かな冬キャンプを求めて

美しく、豊かな冬キャンプを求めて

「日光だいや川公園オートキャンプ場」へ

 

極寒のフィールドに身を置く冬のキャンプは過酷さを極め、準備するものも多い。

しかし、どのシーズンよりも空気が綺麗で澄んでおり、虫の気配もほとんどしないため、いつもとはまた違った雰囲気の中で楽しむことができる。

今回は、そんな冬キャンプを楽しむ上でオススメしたいスポットとその道中についてご紹介。

目指すは”日光だいや川公園オートキャンプ場”だ。

 

都心から車を走らせ2時間。目も眩むほど雄大な山脈を背にし、到着したのは栃木県日光市だ。

 

国宝「日光東照宮」や、日本最古の国立公園「日光国立公園」など、古き良き日本の文化が根付くこの地域には、豊かな自然と神聖な空気が心地よいバランスで交錯している。

 

観光地としての印象が強いこのエリアだが、近年はアウトドアスポットとしても少しずつ認知が拡大しているそうだ。

 

日光初となるアウトドアショップ 「天地 (アメツチ)」

キャンプ場へ向かう道中、気になるお店を見つけた。

日光では初となるアウトドアセレクトショップ”天地(アメツチ)”だ。

 

天地は幼少期を山間で暮らし、アウトドアのカルチャーやビジネス、教育に深く触れてきたオーナーの星野さんと、プロのトレイルランナーである奥さんの2人で営んでいる。

 

早速店内を覗いてみると、アウトドアギアからトレイルシューズ、そして都市生活でも利用できる拘りのワードローブなどがジャンルレスに陳列されている。

天地オーナーの星野さん

 

柔らかい雰囲気で迎え入れてくれた星野さんが、その一つ一つの魅力について丁寧に説明してくれる。

実際にアウトドアシーンに根付いたライフスタイルを体現している2人だからこそ選べる、実用的でハイセンスなラインナップは見応えあるものばかりだ。

 

また、天地はセレクトショップとしての側面とは別に、日光国立公園でのトレイルランニング・フライフィッシング体験を中心とした少人数制アウトドアガイドサービスも展開している。人々と自然との接点を作り、地域の活性化にも取り組んでいるのだ。

 

こうした都市では表現できないスタイルやカルチャーを体現したお店を訪ねられることも、わざわざ遠方まで移動するキャンプならではの良いところ。近くまで行かれた際には是非立ち寄られてみてはいかがだろうか。

 

その場所で生まれた食材を求めて

天地を後にし、キャンプ場へ着くまでの道中、地域に根ざしたローカルなスーパーや個店にに立ち寄って地産の食材を集めることにした。これもキャンプの一つの醍醐味だろう。

キャンプ場を目前にし、訪れたのは”だいやの森旬菜館” 。

 

ここでは地元で採れた50種類以上の新鮮な野菜や果物たちが毎朝店頭に並ぶ。

 

中でも日光特産の「生わさび」をはじめ、ここでしか味わえない日光ブランドの野菜や果物も購入することができるのだ。「わさび醤油でお肉を食べたいね」、「摩り下ろしたわさびをそのままご飯にかけても美味しいらしい」と会話が自然と弾む。

木々と冬の空気に包まれる

旬菜館で野菜を買い集め、車を走らせること更に数分経った頃、日光だいや川公園オートキャンプ場に到着する。ここは木々が生い茂り、柔らかく差し込む陽の光が心地よい林間サイトだ。

足早に受付を済ませ、指定のキャンプサイトへ向かう。

キャンプサイトは一つ一つ、地面が平坦に整備されている為、設営がしやすく、電源も完備。

他のサイトとも程よく距離もとられているため、快適でプライベートにキャンプを楽しむことができる。ソロから家族連れまで様々な人たちが訪れていた。

木々のイオンと凛と澄んだ冬の空気がなんとも清々しい気分にさせてくれる。こんなところで食べる食事は一層美味しく感じるだろう。

逸る気持ちを抑えながら設営を済ませ、お気に入りのギアを取り出したら早速食事の準備を始める。

Peregrine Design / Cutting Board L ¥3,630 (tax in)

EPIgas / MB LANTERN AUTO ¥11,000 (tax in)

 

ストーブで暖めたテント内で食べて飲み、焚き火を見たりして、最後は泥のように眠りに落ちる。

なんとも言えない幸せを感じる瞬間だ。

Rivers / Coffee Pour Over Set (cave-R / pond-F) ¥1,760 (tax in)

 

朝はコーヒー淹れて、ホッと一息。朝食を済ませて撤収する。

キャンプ後特有の不思議な達成感と、身体に心地よい疲労感を残しながら車に乗り込み、帰路についた。

 

【日光だいや川公園オートキャンプ場 施設】

 

・営業時間:

宿泊 チェックイン 13:00~17:00 / チェックアウト 翌日11:00(※デイキャンプの場合 11:00 ~ 16:00)

 

・利用料金(税別)

1泊 4,800円/1サイト

(12月1日~3月中旬は冬期割引料金となり、1泊2,600円/1サイト) また、ご利用のお客様1名につき1泊200円の施設使用料をいただきます。

 

・1区画の利用サイズ:

約65平方メートル (キャンプスペース : 約40平方メートル)

およそ4~5名程度の利用分サイズとなります。

テント1張り、テープ1張りができる程度の大きさとなりますので、1区画に対してテント・タープ各々2張り以上のお持ち込みはご遠慮ください(安全面の配慮)。

また、複数のテント・タープを持ち込み利用される方は、他サイトの利用を別途お申込みください。

 

・注意事項

冬期は水道凍結する可能性があり、野外炊事棟・トイレを閉鎖する場合があります。 その際、サービスセンター棟の水道・トイレをご利用いただくことになるため、サービスセンターに近い他の区分のサイトにご移動をお願いする場合があります。(料金はオートサイト利用料金と同額)

 

受付時間について

インターネット予約  利用月の2か月前1日 0時から

予約サイトはこちら → nikko-daiyagawapark

電話予約       利用月の2か月前1日 9時から

(キャビンは電話のみの受付)

 

*今後の状況により、予約をキャンセルする場合がございます。

*当日分のご予約は受け付けておりません。ご予約前日の17時までにご連絡ください。

その他、受付に関して質問などありましたら、お問い合わせください。

 

日光だいや川公園オートキャンプ場(0288-23-0201)

受付時間 9:00 ~ 20:00

 

ADDRESS: 栃木県日光市瀬川733-3

 

– 日光宇都宮道路(車)をご利用の方

今市ICから約4km

 

– 東部日光線(電車)をご利用の方

上今市駅下車 徒歩約20分

 

– 関東自動車(関東バス)をご利用の方

JR宇都宮駅(桜通り経由)-日光東照宮 野口十文字バス停下車 徒歩約2分

大自然に囲まれた日光だいや川公園敷地内のキャンプ場。広大なオートキャンプサイトをはじめ、キャビンサイトやキャンピングカーサイトまで幅広く用意されている。また近隣には地産の食材を取り扱った直売所や食事処、また子供楽しめるアスレチック施設まで用意されており、様々な層の人が楽しめるコンテンツが用意されている。

 

Web site : https://nikko-daiyagawapark.jp/

E-mail : camp@nikko-daiyagawapark.jp

Instagram : https://www.instagram.com/nikko_daiyagawa_park/