
手ぶらで楽しむ自然のリトリート
関東近郊のグランピング施設5選
昨今のアウトドアブームでキャンパー人口は増加している。
一方、必要な道具が多かったり、心理的ハードルが高かったりと、興味はあっても始められない方も多いはず。
そこで改めておすすめしたいのがグランピングだ。
SNSやテレビなどでもすっかりお馴染みのワードとなった「グランピング」はグラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語。テント設営や食事の準備など、アウトドアレジャーならではのハードルから旅行者を解放し、気軽に自然のリトリートを楽しむことができる。
今回は、都心から2時間以内で行けるグランピング施設を5つご紹介。
1. hotel norm. fuji
エリア:山梨県・富士山・河口湖
アクセス:東京から車で2時間以内
河口湖に面した1日1組限定の宿泊施設。
”ニューヨークのチル”と”東京の洗練さ”をテーマにしたこの施設では、大自然を存分に楽しむ為の十分な配慮と準備がされており、誰にも邪魔されずに仲間や家族と至高の時間を過ごすことができる。
「norm.」とはノーマルの略称であり、日常を意味する。
この場所で体験できることが、特別なものではなく、それぞれのノーマルになってほしい、そうした願いが込められた名前。
湖を横目に、木々を抜けると突如現れるhotel norm. fuji。
モダンな空気を纏いながら不思議と違和感なく、自然とも調和している。
入り口には焚き火ブースやタープ・テントを張れるスペース、テラスにはアメリカから直輸入した本格的なバーベキューグリルやキャンプ料理に欠かせないダッチオーブン、バーナーなども完備されている。本格的なアウトドアレジャーとして、この場所を楽しむ為の準備がされているのだ。
中は打って変わり、ギャラリーを彷彿とさせる現代的な空間が広がる。
備え付けの什器、空間を構成する質感、細部まで拘りが感じられる気持ちの良い場所だ。
室内には調味料各種、地産のクラフトビールや拘りのワインが用意されている。
norm.では、一般の流通では手に入らない希少な食材やお酒までバーベキューや夕食の材料として提供しており、シーンに応じた食事を一層豊かに楽しめるよう配慮がされている。
また、norm.はギャラリーとしての機能も持ち、アーティストの作品を展示・販売もしている。
宿泊サービスとは別で、定期的にアーティストの展覧会も実施するなど、精力的にアーティストを発掘し、プレゼンテーションの場としてこの場所を提供している。アーティスティックな空間、作品を楽しみながら、自然も楽しめる、それがnorm.ならではの魅力だ。
norm.は単に自然の中にある宿泊施設というわけではなく、都市と自然のあり方や、その過ごし方、価値観を再定義する、スタイルのある場所。
そこにはアーバンとアウトドアの良さを同時に感じることができる稀有で特別な体験が待っている。
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町 長浜2109-1
公式サイト:https://hotel-norm.com/
2. Dot Glamping 富士山
エリア:山梨県・富士山・河口湖
アクセス:東京から 車で2時間以内
hotel norm. fujiから車を走らせ数分。辿り着いたのはグランピング施設Dot Glamping 富士山だ。
目も眩むほどの富士絶景を堪能できるその場所に軒を連ねるのは整備が行き届いた宿泊施設。
しかし、その最大の特徴はその場を楽しむために用意された豊富なコンテンツの数々だ。
まず、目に入るのは話題沸騰中の“バレルサウナ”。サウナ発祥の地フィンランドのスタイルを採用しており、ロウリュをしながらマイルドなサウナ体験ができる。
サウナ室から富士山を眺めることができる贅沢な仕様で、すぐ横には水風呂も完備。自然の中でプライベートにサウナ体験を楽しむことができる。
サウナで心身がととのったところで、シーシャを楽しまれてはいかがだろうか。
Dot Glamping富士山ではノンニコチン・ノンタールのシーシャを提供している。雄大な絶景が目の前に広がる屋外デッキでは、人気シーシャ店とコラボしたオリジナルフレーバーのシーシャを片手に、ゆったりとした時間の流れを堪能できる。
キャンプをこよなく愛するスタッフによって厳選された地産の食材、お酒も用意されている。
魅力的なロケーションとコンテンツの数々は多忙な日常から心や体を解放し、今が最高であると感じられる貴重な時間を提供してくれる。
大切な人と過ごすSlow & Easyな時間の尊さを是非この場所で体感してもらいたい。
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石2872
公式サイト:https://dot-glamping.studio.site/
3. 日比谷花壇の”STAY”「里楽巣FUJINO」
エリア:神奈川県・相模原
アクセス:東京から車で1時間30分以内
フラワーショップでお馴染みの日比谷花壇によるグランピング施設は2020年8月にオープンしたばかり。
雄大な自然に囲まれたドーム型テントで過ごす時間は非日常の最たるもの。
洋室タイプの他、グランピングには珍しい和のテイストを盛り込んだ落ち着いた雰囲気の空間も用意。
開放的なテラスで日中は雄大な山の景色、夜は満天の星を一望。
日比谷花壇ならではの植栽コーディネートも魅力。
フラワーアレンジメントや夏季限定のブルーベリー狩りなどアクティビティも充実。
住所:神奈川県相模原市緑区牧野4611‐1
公式サイト:https://hibiya-stay.com/relax/
4. snow peak glamping 京急観音崎
エリア:神奈川県・横須賀
アクセス:東京から車で1時間30分以内
三浦半島の最東端で、海を眺めながらグランピングを楽しむ。
snow peakと京急グループがコラボレーションして生まれた施設は「アウトドア体験」と「ホスピタリティ」がバランス良く盛り込まれており、キャンプへの心理的ハードルを払拭してくれる。
雄大な東京湾が目の前に広がる。
モバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」は世界的な建築家 隈研吾氏が制作したこだわりの客室。
三浦半島の食材をふんだんに使った料理をシェフが提供。
バーベキューを始め、自分で作る部分もあるのでアウトドア感も満喫できる。
住所:神奈川県横須賀市走水2
公式サイト:https://www.kannon-kqh.co.jp/lp/glamping/
5. FOREST LIVING
エリア:千葉県・いすみ
アクセス:東京から車で2時間以内
森に息づく木々からエネルギーをもらい、小鳥のさえずりに耳を傾け、時間を忘れて寛ぐ。
まるで森の中にリビングルームがある感覚を味わえる格別な空間が魅力。
都会の喧騒から離れた自然豊かなエリア。
各部屋専用のハンモックに揺られ、心地よい時間を過ごせる。
プライベートスペースはシンプルながら、リラックスできるファーニチャーが揃う。
住所:千葉県いすみ市岬町椎木3180-1
公式サイト:https://www.forestliving.jp/
持ち物なし、身一つで非日常を満喫することができるグランピング。
普段、多忙で都市生活で完結しがちな方こそ、気軽なアウトドアで心身をリセットされてみてはいかがだろうか。